長友由紀展 ーオールドファッションスタイルズー 6月19日より始まります

長友由紀展ーオールドファッションスアタイルズーがGALLERYエクリュの森・三島にて6月19日より開催されます。(6月19ー26日月曜休廊、その後7月10日まで予約制で開催します)

大作一点、10点の連作シリーズの新作が2シリーズ、「ひいながた」、木版画、そして出袱紗も2点、計30点ほどの出品となります。連作はDMに掲載された横濱港周辺のシリーズと、病院をテーマにした「すこやかな日々」です。「ひいながた」は、江戸時代の見本帳、ひながた本を基にしたもので、昨年ロンドンのヴィクトリアアルバートミュージアム、スウェーデンのヨーテボリミュージアムで開催された’KIMONO Kyoto-to Catwalk‘ にもこのシリーズが登場しています。木版画は、公益財団法人アダチ伝統木版画技術保存財団主催の第10回アダチUKIYOE 大賞の優秀賞副賞として制作された作品、東京駅が長友の持ち味で描かれています。

会場では、サイレント鑑賞ワークショップを行います。(詳細は後日発表します!)

また、本展に足を運んでいただきたいのは山々ですが、この時節ですのでリモート鑑賞ワークショップとオンラインでの販売も行うことといたしました。リモート鑑賞ワークショップはこちらからお申し込みください。(営業時間内お一人20分とさせていただきます)オンライン販売は6月21日月曜日19時(時間変更をいたしました。恐れ入ります。)開始となります。ご遠方の方やお体にご心配のある方は、同展開始2日後からとなり時差が生じますが、ご利用ください。

GALLERYエクリュの森では長友と東急Bunkamuraやアートフェア東京、スパイラルでのConversations、三島でのグループショーMICAなど、多くの展示で一緒に仕事をしていますが、個展は今回が初めてです。タイトルにある通り、古典が培ってきた「スタイル」が作品内に凝縮されており興味深い作品が揃った展覧会になっています。伝統のスタイルを踏襲することで現代の日常のこまごましたこと一つ一つが非日常化されるようにも見えます。日常に対し一定の距離を保ち俯瞰して見ている彼女のまなざしを感じとり新たにご自身の日々を見直す方も多いのではないでしょうか。今私たちに起こっていることを「100年後の人類が見たら」という言葉を彼女が自作に対して記していました。そのような問いかけをしながら、過去、現在、未来を自在に往来して生まれる長友作品をどうぞお楽しみになさってください。

なお5月26日終了後7月10日までは予約制で展示を行います。そちらも合わせてご計画ください。